こんにちは。つむぎ養生堂マッサージ処の弘中です。
今日は、実際にご相談いただいた内容をもとに、当院がどのように診断し、どのような施術を行っているのかを一例としてご紹介します。同じような頭痛・肩こりに悩まれている方の参考になれば幸いです。
⚠️ ご紹介の前に
こちらは実際にいただいたご相談をもとに、個人が特定されない形で構成した一例です。同じような経過をすべての方にお約束するものではなく、感じ方・経過には個人差があります。
① こんなお悩みでのご相談でした
後頭部の重だるい感じと、側頭部のズキズキするような片頭痛に、約1年前から悩まれていた方のご相談です。後頭部については痛みというよりも重さを感じる、とのことでした。頭痛が始まったきっかけははっきりせず、しびれなどの症状はなく、普段運動をする習慣もない方でした。
特徴的だったのは、「肩こりがひどくなると頭痛が誘発される」という点です。肩や首のこりを自覚するタイミングと、頭痛が出るタイミングが連動している様子でした。
また、約2年前から睡眠時間が5〜6時間程度と短く、途中で目が覚めてしまうこともあるとのことでした。
② 肩こりが頭痛につながる背景
「肩こりと頭痛は別のもの」と思われがちですが、実はこの2つは密接に関係しています。首から後頭部にかけては、肩や首の筋肉の緊張の影響を受けやすい部位です。筋肉が硬くなると血行が悪くなり、周辺の神経が刺激されることで、後頭部に重だるさを感じたり、こめかみあたりがズキズキと痛んだりすることがあります。これは緊張型頭痛や、肩こりが引き金になる片頭痛でよく見られるパターンです。
肩こりが慢性化する背景には、いくつかの要因が重なっていることが多いです。
🔍 肩こりが慢性化しやすい要因
今回のケースでも、運動習慣がないこと、睡眠時間が短く途中で目が覚めてしまうことなど、肩こりを慢性化させやすい要因がいくつか重なっていました。マッサージでその場をほぐすだけでは戻りやすいのは、こうした背景要因がそのまま残っているためです。当院が全身の状態を確認するのは、このような背景まで含めて見立てを行うためです。
③ 問診・診断で分かったこと
当院では、頭痛や肩こりであっても、その部分だけを診るのではなく、脈診・腹診による全身の状態確認を行った上で、首や肩の動きを細かくチェックしています。今回のケースでは、以下のような所見が見られました。
腹診
左下腹部に圧痛、臍まわりに拍動、臍近くにも圧痛が見られました。
首の可動域チェック
首を横に倒す動きで、首の横から肩にかけて突っ張り感。首を前に倒す動きでは、頸椎6番〜胸椎1番あたりに突っ張り感。首を後ろに倒す動きでは、可動域が狭く、あまり上を向けない状態でした。いずれも動かした際の痛みそのものはありませんでした。
④ 見立て
これらの所見から、頭痛の原因は肩こりによるものと判断しました。また、腹診の所見や睡眠の状態から、ストレスによる軽度の自律神経の乱れも背景にあると考えました。首や肩そのものだけでなく、体全体のバランスの乱れが頭痛につながっていた、というのが今回の見立てです。
⑤ 施術の内容
まず、自律神経の乱れを整えることを目的に、必要な経穴(ツボ)へ鍼を行いました。その後、うつ伏せの姿勢で、首・肩の緊張が強い部分に対して局所への鍼を行っています。全身のバランスを整えるアプローチと、気になる部分に直接働きかけるアプローチを組み合わせた形です。
⑥ 経過
施術後、その場での変化
首の可動域が上がり、動かした際の突っ張り感がなくなりました。
その後の経過
頭痛が軽減し、肩こりについても軽減した状態を維持できています。
頭痛と肩こりは別々の症状のように感じられがちですが、今回のように、肩こりを整えることで頭痛が軽減するケースは珍しくありません。当院では、症状が出ている場所だけでなく、その背景にある体全体のバランスに目を向けることを大切にしています。
⑦ 当院からのメッセージ
「頭痛薬が手放せない」「肩こりも頭痛も別々に対処してきたけれど良くならない」という方は、実はこのケースのように、両方が同じ原因でつながっていることがあります。改善の経過は体質や生活習慣によって一人ひとり異なりますが、まずは全身の状態を確認するところから始めてみませんか。
⑧ ご案内・料金
今回のような、脈診・腹診による全身の状態確認から施術内容を組み立てるメニューは、「根本改善」コースでご案内しています。
🪡 根本改善コース(はり・きゅう・マッサージ)
問診・診断の内容は、お一人おひとりの状態に合わせて変わります。まずはお気軽にご相談ください。
「自分の頭痛・肩こりも同じような原因かもしれない」と思われた方は、LINEからもお気軽にご相談いただけます。