こんにちは。つむぎ養生堂マッサージ処の弘中です。

「鍼灸、気になってるんだけど、実際どんなことされるのか分からなくて怖い」「美容鍼って興味あるけど、内出血とか腫れるって聞いたことがあって踏み出せない」——ご相談やカウンセリングの中で、こうした声を本当によくいただきます。

今日は、治療系・美容鍼系、どちらの不安にもまとめてお答えする記事を作りました。「これを全部読んでから来た」という方が一番リラックスして施術を受けられるので、気になる項目だけでもぜひ目を通してみてください。

① なぜこの記事を作ったか

正直にお伝えすると、鍼灸は「効果があるかどうか」よりも先に、「何をされるか分からない」「痛かったらどうしよう」という未知への不安が、一歩を踏み出せない一番の理由になっていることが多いと感じています。

不安を抱えたまま施術を受けると、体に力が入って本来の効果も出にくくなります。まずは「何をするか」を知っていただくことが、一番の近道だと考えています。

② 治療系|よくある不安Q&A

Q鍼ってどのくらい痛いんですか?
A使用する鍼の太さは髪の毛の3分の1〜5分の1程度(0.1〜0.2mm)で、注射針(0.5〜1mm)とは別物の細さです。ほとんどの方が「思ったより痛くない」とおっしゃいますが、鍼が入ったときに「響き」と呼ばれるズーンとした独特の感覚が出ることがあります。傾向としては、こりや気血の滞りが強い場所ほど響きが出やすいと言われますが、響きの感じ方には体質による個人差も大きく、状態が同じでもほとんど感じない方・しっかり感じる方がいます。「響きがあってよく効いた感じがした」というお声をいただくこともあり、響き=失敗ではなく、深部にアプローチできているサインであることも多いです。強さは施術中に調整できますので、気になる方は遠慮なくお申し出ください。
Q初回はどんなことをするんですか?
Aまず問診票にご記入いただき、お悩みを詳しくお伺いします。その後、脈診・腹診で全身の状態を確認してから施術に入ります。「肩が凝っているから肩に鍼」ではなく、根本の原因を診てからアプローチするのが当院のスタイルです。
Q服装や持ち物は?
A普段着のままで大丈夫です。締め付けの少ない服装ですと施術を受けやすいですが、特別な着替えの用意は不要です。
Q1回で治りますか?何回くらい通えばいいですか?
A正直にお伝えすると、症状の経過年数や原因によって個人差が大きく、1回で大きく楽になる方もいれば、数回かけて徐々に変化が出る方もいます。初回のカウンセリングで見立てと目安をお伝えしますので、「何回で治る」と断定はできませんが、根拠を持ってお伝えします。

💊 補足|痛み止めを続けている方へ

長期間の痛み止め使用にはリスクもあります。薬に頼らないケアの選択肢として鍼灸を検討したい方は、別記事「痛み止めを長期間飲み続けることのリスク」もあわせてご覧ください。

③ 美容鍼|よくある不安Q&A

美容鍼は「興味はあるけど、治療系の鍼よりもさらにハードルが高い」と感じる方が多いメニューです。ここでは美容鍼特有の不安にお答えします。

Q内出血や腫れは出ますか?
A正直にお伝えします。顔は毛細血管が多いため、ごく稀に内出血が起こる可能性はゼロではありません。ただし、非常に細い鍼を使用し、血管を避けながら施術するため、頻度は高くありません。万が一出た場合、軽いものであれば数日〜1週間程度で目立たなくなりますが、程度によっては消えるまで2〜3週間ほどかかることもあります。「絶対に出ません」とは言えませんし、「短期間で必ず消える」とも言い切れません。心配な方は、人と会う大事なご予定が近い時期を避けて受けていただくことをおすすめしています。
Qダウンタイム(施術後の腫れ・赤み)はありますか?
A施術直後に軽い赤み(鍼の跡)が出ることがありますが、通常30分〜1時間程度で落ち着きます。当日の予定を気にされる方は、大事なご予定の前日までに受けていただくと安心です。
Q顔に鍼を刺すのは怖いです…
Aその感覚は自然だと思います。美容鍼で使う鍼は治療用よりもさらに細いものを使用することが多く、痛みは「チクッ」より弱い感覚だと表現される方がほとんどです。それでも不安な方には、刺さないタイプの「てい鍼」でのアプローチも可能です(詳しくは後述します)。
Q何回くらい受ければ変化を感じますか?
Aここも正直にお伝えする部分ですが、肌の変化は年齢・生活習慣・肌質によって差があり、「必ずこの回数で変わります」とは言い切れません。目安としては、継続していただく中で変化を感じる方が多い傾向ですが、当院として100%の効果を保証するものではないことをご理解の上でご検討ください。
Qすっぴんで行かないといけませんか?
Aメイクをしたままお越しいただいて問題ありません。施術前にこちらでクレンジングいたします。

④ 施術当日の流れ(共通ステップ)

治療系・美容鍼、どちらも基本的な流れは共通しています。実際に何が起こるのか、順を追ってご紹介します。

1
受付・問診票のご記入
初回は問診票にご記入いただきます。お悩み・気になる症状・生活習慣などをお伺いします。
2
カウンセリング
問診票をもとに、詳しくお話を伺います。「なぜその症状が出ているのか」を一緒に整理していきます。
3
脈診・腹診による全身チェック
脈やお腹の状態から、全身のバランスを確認します。表面の症状だけでなく、根本の原因を探るための大切なステップです。
4
施術
見立てに基づいて施術を行います。使用する鍼の太さ・本数・アプローチする場所は、お一人おひとりの状態に合わせて調整します。
5
アフターケア・次回のご案内
施術後の過ごし方の注意点をお伝えし、今後の目安についてご説明します。「わからないことはありませんか」と必ず確認する時間を設けています。

全体の施術時間は45分が基本です。「思っていたより会話の時間が長い」と感じる方も多いですが、これは根本原因を見誤らないために必要なプロセスだと考えています。

⑤ それでも「鍼が怖い」という方へ

ここまで読んでも、「やっぱり鍼を刺すのは怖い」という方もいらっしゃると思います。その場合は、皮膚に触れるだけで刺さない「てい鍼」という選択肢もあります。診断の精度は変わらず、刺激の方法だけを変えることができます。

🪡 てい鍼について詳しく知りたい方へ

刺さない鍼「てい鍼」の詳しい解説は、こちらの記事でご紹介しています。
→「鍼が怖い」という方へ。刺さない鍼「てい鍼」という選択肢

⑥ まとめ|相談だけでもOKです

治療系も美容鍼も、正直にお伝えできることと、まだ言い切れないことがあります。当院では、効果を大げさに約束することはしません。その代わり、なぜその見立てになるのか、何が起きるのかを、事前にできる限りお伝えするようにしています。

「まだ通うか決めていないけど、話だけ聞いてみたい」という方も歓迎です。ご予約時、または当日の担当者に気になることをそのままお申し出いただければ大丈夫です。